続・国立大ロースクールの定員削減について書いてみました。

きのうに引き続きまして。





物理的な問題だから定員を減らすんじゃないか、ときのう書きましたが、「優秀な人材」説からも今回の定員削減を見てみました。











ロースクール入試に変化をきたす原因の1つに、旧司法試験の終了があげられると思います。












いままで、ロースクールを受験する人たちの顔ぶれは、



1.純粋にロースクール受験生
2.司法試験受験生+(落ちたときのための)ロースクール受験生
3.なんとなく司法試験受験生+ロースクール受験生






の3者に分かれると思います(ちなみに私は既修者ですが完全な1)。









特に2に当てはまる方々は学部の3年から司法試験を受験し続けているが、残念ながら運に見放されているタイプの人が結構多い。
3に当てはまる方々も「受かればいいなー。もう旧試終わっちゃうし受けとくかー」という乗りで勉強しつつ、やはり受かる人は旧試で受かってしまうという人や、あと一歩届かずという実力者が多い(なんだかんだいいつつ、受かりたいというインセンティブが働くために勉強量が必然的に増えるためと推測)。
1にも「なんで旧試受けなかったの??」という人もいる。


3、2、1どのパターンでも天才はいる。これはもう例外。













で、今年で一応旧試が終わっちゃう(口述のみ来年まで)。
とすると、2・3が消える。
いままで「どーしても旧試に受かりたい!!!!!!」といって勉強してきた人が消えてしまう。

















ロースクール入試だって難しいし、自分もやっぱりそれなりに勉強した。特に上位ローに入るには、それなりに力がないと無理だと思う。
けど、なんとなくロースクールと旧試の間の壁は厚いものがある。これはすごく思う。
それが精神的なものからくるのもあると思う。
「旧試に受かりたい!!!!!」というインセンティブがあるのとないのではやっぱり違うんじゃないかなーと。

















2・3のような人が消えることで、なんとなーくな受験者が増えるんじゃないか。
それは杞憂だと思うけど。1の立場から援護させてもらうと。

















そこで定員削減。
競争率アップ。
ロースクール入試の現場の実力の絶対値を上げることにしたんじゃないか。
「やばい、これは勉強しないとローもあやうい!!!!」と、受験生に発破をかけることにしたんじゃないか。























これも個人的な意見ですwwwなんの根拠もありません。