錯誤について調べてみました。


行為者の認識した事実(主観)と、実際に発生した事実(客観)との間に不一致が生じること。



事実の錯誤…行為者の認識した事実と実際に生じた事実との不一致
法律の錯誤…行為者の違法判断と客観的な違法との不一致




構成要件的錯誤
構成要件該当事実についての行為者の表象と実際に生じたことの不一致。事実の錯誤の1つ。



・構成要件を基準とする分類
具体的事実の錯誤…認識した事実と発生した事実との不一致が同一構成要件の範囲内に属するもの。同一構成要件内の錯誤。
抽象的事実の錯誤…認識した事実と発生した事実との不一致が異なる構成要件にまたがるもの。異なる構成要件間の錯誤。




・錯誤の態様による分類
客体の錯誤
方法の錯誤(ねらいの錯誤)
因果関係の錯誤




違法性に関する事実の錯誤
違法性阻却事由を基礎付ける事実がないのに行為者があると誤信した場合。
誤想防衛。誤想過剰防衛。




法律の錯誤(違法性の錯誤)
行為者が錯誤によってその行為が法律上許されないことの認識を欠くこと。違法性の意識を欠くこと。
法の不知。あてはめの錯誤。





定義だけちょこちょこメモです。